東京スカイツリーでエレベーターが緊急停止 20人が6時間閉じ込め 連休最終日は臨時休業

東京スカイツリーでエレベーターが緊急停止 20人が6時間閉じ込め 連休最終日は臨時休業 時事・ニュース
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2026年2月22日夜、東京・墨田区の東京スカイツリーでエレベーターが緊急停止し、20人が約6時間にわたり閉じ込められる事故が発生しました。翌23日は3連休最終日。都内の観光地がにぎわう中、スカイツリーは終日臨時休業となり、多くの観光客に影響が広がりました。

本記事では、事故発生当時の具体的な状況、展望台に取り残された人々の様子、過去の類似事例、そして今後の見通しまでを整理してお伝えします。

スカイツリー24日も休業 調査継続 - Yahoo!ニュース
東京スカイツリーは23日午後、24日も臨時休業することを発表しました。

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事故発生の経緯──午後8時過ぎ、突然の緊急停止

事故が起きたのは2月22日午後8時過ぎ。
「エレベーターが止まった」という110番通報が入り、警察や消防が出動しました。

当時、地上と天望デッキ(高さ約350メートル)を結ぶエレベーター4基のうち、2基が降下中に地上約30メートル付近で緊急停止しました。

  • 1基は無人
  • もう1基には子ども2人を含む20人が乗車

停止位置は地上30メートル付近。高層部ではないとはいえ、縦横約2メートルほどの空間に20人が閉じ込められた状態が続きました。

エレベーター内部は窓がなく、外の様子が分からない密室状態。乗客にとっては、何が起きたのか分からないまま長時間待機することになりました。


「ガターンという音」──直前の異変

事故直前の様子を目撃していた来場者は、次のように証言しています。

「目の前のエレベーターが止まった。乗ろうとしたら“ガーン”と音がした」
「落ちてはいないけれど、落ちたのかなと思うような“ガターン”という音がして怖かった」

急停止による衝撃音が周囲にも聞こえていたことから、現場は一時騒然とした空気に包まれました。
実際に落下はしていないとされていますが、「落ちたのでは」と感じさせるほどの衝撃音だったことが、当時の緊迫感を物語っています。

“20人閉じ込め”緊迫の5時間半 東京スカイツリーのエレベーター緊急停止(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
22日午後8時15分、東京スカイツリーの天望デッキと地上を結ぶエレベーター4基のうち、2基が、警報音とともに停止しました。デッキに停まっていた1基は無人で、ドアが開かなくなりました。降下中だった

閉じ込められていた6時間 内部での状況と連絡手段

今回の事故では、子ども2人を含む20人が約6時間にわたりエレベーター内に閉じ込められました。物理的な被害はなかったものの、密室状態での長時間待機は精神的負担が大きい状況だったと考えられます。

停止した位置は地上約30メートル付近。縦横およそ2メートルほどの空間に20人がいる状態で、自由に身動きが取れる広さではありませんでした。

報道によると、照明は消えておらず、換気機能も維持されていたとみられています。高層タワー用エレベーターには非常用電源や安全装置が備えられており、完全な暗闇や酸欠状態には至っていませんでした。

ただし、「ガターン」という大きな音が直前にあったとの証言もあり、乗客にとっては“落下したのではないか”という強い不安を感じる状況だった可能性があります。

展望台に約1200人が取り残される

エレベーター停止の影響は、閉じ込められた20人だけにとどまりませんでした。

事故当時、天望デッキにはおよそ1200人が滞在していました。
エレベーターの一部が停止したことで、地上に降りられない状態が一時的に発生したのです。

展望デッキにいた人は次のように話しています。

「『しばらく動けません』とアナウンスがあって、1時間くらい皆さん床に座っていました。ここで一晩過ごすのかなと思いました」

3連休の夜ということもあり、館内は混雑していました。
スマートフォンで撮影された映像には、多くの人が待機している様子が映っていたといいます。

石川県から訪れていた観光客は、能登半島地震を経験していることから、

「閉じ込められるのは怖い」

と不安を口にしていました。

その後、稼働可能な別のエレベーターを使って、展望台の来場者は順次地上へ誘導されました。


6時間に及ぶ救出活動

閉じ込められた20人の救出は難航しました。

通常の出入口からの脱出が困難だったため、停止したエレベーターの側面にある緊急用ドアを開放。
隣接する別のエレベーターを同じ高さまで移動させ、両者の間に板を渡して“橋”を設置するという方法がとられました。

乗客は一人ずつ慎重に板を渡り、別のエレベーターへ移動。
救出が完了したのは23日午前2時半頃でした。

結果として、

  • けが人なし
  • 体調不良を訴える人なし

という状況で全員が無事救助されました。

6時間という長時間の閉じ込めにもかかわらず、人的被害が出なかった点は不幸中の幸いと言えます。

東京スカイツリー エレベーターで“閉じ込め”…過去にも2回 24日も臨時休業(2026年2月23日掲載)|日テレNEWS NNN
22日夜、エレベーターに乗客20人が閉じ込められる事故があった東京スカイツリー。23日に続き、24日も臨時休業が決まりました。25日以降営業するかは、状況をみて24日に発表するとしています。

過去にも同様の事故

実は、東京スカイツリーでは過去にも同じ型のエレベーターで閉じ込め事故が2度発生しています。

2015年、2017年にも停止事案が報告されており、今回はそれ以来の重大トラブルとなりました。
これまで大きな事故には至っていませんが、「なぜ同様のトラブルが繰り返されたのか」という点は、今後の重要な検証課題です。


3連休最終日の臨時休業

事故翌日の23日は3連休最終日。
都内の観光地がにぎわう中、スカイツリーはエレベーター総点検のため終日臨時休業となりました。

さらに、原因調査継続の必要性から24日も臨時休業

  • 23日分の前売りチケット:約4100枚を払い戻し
  • 24日分も払い戻し対象

25日以降の営業については、公式ホームページで発表するとしています。

周辺商業施設や観光客への影響は小さくなく、予定変更を余儀なくされた来場者も少なくありませんでした。

東京スカイツリー公式ページ

東京スカイツリー TOKYO SKYTREE
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原因は?今後の見通し

現時点で、緊急停止の直接原因は公表されていません。

考えられる要因としては、

  • 制御システムの異常
  • センサー誤作動
  • 安全装置の自動作動

などが想定されますが、正式発表はまだありません。

今後は、

  • 機器メーカーを含む詳細調査
  • 再発防止策の策定
  • 安全管理体制の再評価

が進められる見通しです。

世界的観光名所であるスカイツリーにとって、安全性への信頼回復は最重要課題となります。


安全神話に依存しない運営へ

今回の事故は、「最新設備だから絶対安全」という前提が常に成り立つわけではないことを示しました。

ただし、

  • 迅速な救助
  • けが人ゼロ
  • 速やかな休業判断

といった対応は評価すべき点でもあります。

今後は原因の徹底究明と、再発防止策の具体化が焦点です。
観光地に求められるのは、設備の高さや壮大さ以上に、「確実な安全管理体制」であることを改めて認識させる出来事となりました。

営業再開の判断がどのように示されるのか、引き続き注目が集まります。

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