So-netで個人情報漏えい 一部メールのパスワードも流出、不審な連絡に注意

So-netで個人情報漏えい 一部メールのパスワードも流出、不審な連絡に注意 AI・IT
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イインターネット接続サービス「So-net(ソネット)」の会員データベースが不正アクセスを受け、258万件を超える個人情報が漏えいしたことが明らかになりました。

氏名や電話番号、メールアドレスなどが流出したほか、一部のメールサービスではメール送受信用のパスワードも漏えいしています。現時点で二次被害は確認されていませんが、流出した情報を悪用した詐欺や不審な連絡への警戒が必要です。

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So-netの会員データベースに不正アクセス

So-netは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するインターネット接続サービスです。光回線などのインターネット接続サービスのほか、メールサービスなども提供しています。

同社の発表によると、2026年10月19日に会員データベースへの不正アクセスが発生し、10月23日に事実を確認しました。対象サーバーを停止して通信を遮断し、調査を進めた結果、10月24日に情報漏えいを把握。10月27日に公表しました。

So-netとは?ポストペットで知られる老舗プロバイダー

So-net(ソネット)は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するインターネット接続サービスです。1996年1月15日にサービスを開始し、日本でインターネットが一般家庭に広がり始めた時代から、長年にわたってサービスを提供してきました。

So-netの知名度を高めたものの一つが、1997年に登場したメールソフト「PostPet(ポストペット)」です。ピンク色のクマのキャラクター「モモ」などのペットがメールを届けてくれる仕組みが特徴で、メールを送受信するだけでなく、ペットを育てる楽しさを取り入れたサービスとして人気を集めました。

当時は、現在のように誰もが日常的にインターネットやメールを利用していたわけではありません。PostPetは、電子メールに親しみやすいキャラクターや遊びの要素を取り入れ、インターネットを身近なものにする役割を果たしました。

その後、So-netはインターネット接続サービスを拡充し、ADSLや光回線など、通信環境の変化に合わせてサービスを展開してきました。現在もインターネット接続サービスやメール関連サービスなどを提供しています。

漏えいした個人情報は258万5481件

今回漏えいしたのは、So-netの会員情報214万1986件と、plala(Sコース)の会員情報44万3495件で、合計258万5481件です。

漏えいした情報には、氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザーID、生年月日、性別、インターネット接続用IDなどが含まれています。一方、会員ページへのログインに必要なパスワードやクレジットカード情報は漏えいしていないと同社は発表しています。

なお、対象には現会員だけでなく、2026年3月以降に退会した元会員の情報も含まれています。また、今回の発表では、NUROを含む上記以外のサービスについて情報漏えいは確認されていないとしています。

一部のメールサービスではメール用パスワードも漏えい

今回の情報漏えいでは、一部のメールサービスについて、メールアドレスとメール送受信用のパスワードが漏えいしたことも確認されました。対象は次の4サービスで、合計5万4401件です。

  • メールサービス(G):2万4655件
  • A-Box(追加メールボックス):1万7672件
  • ソネットVAIOメール:7005件
  • PostPetメールアカウントサービス:5069件

ここで注意したいのは、漏えいしたのはSo-netのすべての会員のパスワードではないという点です。今回対象となったのは上記のメールサービスで、無料の基本メールボックスのメール用パスワードや、会員ページへのログインパスワードは漏えいしていないと発表されています。

メール用パスワードは、メールソフトなどからメールサーバーに接続し、メールを送受信する際に使用するものです。会員ページへのログインパスワードとは別の認証情報であり、メール用パスワードが漏えいした場合、メールアカウントを不正利用されるおそれがあります。

同社は、対象となるメール用パスワードを10月27日に初期化しました。該当する利用者には、公式マイページからパスワードを再設定するよう呼びかけています。

このほか、銀行口座情報16件と会員通知書情報7件の漏えいも確認されました。ただし、銀行口座の暗証番号は漏えいしていないとしています。

流出した情報を悪用した詐欺に注意

同社は、漏えいした情報を悪用した不審な連絡が届く可能性があるとして、注意を呼びかけています。

氏名や電話番号、メールアドレスなどが流出すると、実在する企業やサービスを装った詐欺に悪用されるおそれがあります。例えば、サポート担当者を名乗り、個人情報の確認やパスワードの再設定を理由にリンクを開かせたり、認証コードを聞き出したりする手口が考えられます。

相手が自分の氏名や電話番号を知っていても、信用できるとは限りません。 不審なメールやSMSに返信したり、記載されたリンクを開いたりせず、添付ファイルも開封しないようにしましょう。確認が必要な場合は、連絡に記載されたリンクや電話番号を使わず、公式サイトから問い合わせ先を確認することが重要です。

また、ほかのサービスで同じパスワードを使い回している場合は、別の情報漏えいなどをきっかけに不正ログインされるリスクがあります。重要なアカウントでは、サービスごとに異なるパスワードを設定することが大切です。

まとめ

So-netでは、不正アクセスにより会員情報など258万5481件が漏えいしました。また、一部のメールサービスでは、メールアドレスとメール送受信用のパスワードも漏えいしています。

ただし、会員ページへのログインパスワードや無料の基本メールボックスのメール用パスワードは、今回の漏えい対象ではありません。被害の範囲を正しく理解したうえで、不審な連絡への警戒やパスワード管理を徹底することが重要です。

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