お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんが、オンラインカジノ問題をきっかけに所属事務所・吉本興業との契約を終了したニュースが大きな話題となっています。
活動自粛から再始動、そして吉本との関係解消に至るまで――今回は一連の流れと、SNS上の反応、そして吉本興業のコンプライアンス問題について詳しくまとめます。
令和ロマンとは?
「令和ロマン」は、東京NSC22期生の高比良くるまさんと松井ケムリさんによるお笑いコンビです。
2018年にコンビを結成し、独自のテンポと掛け合いで徐々に頭角を現しました。
特に2023年のM-1グランプリ優勝により一躍全国区の人気芸人となり、テレビ・ラジオ・劇場公演など活躍の場を広げていました。
高比良くるまさんは、東京大学法学部出身という異色の学歴を持ち、知性とユーモアを武器に人気を博していました。
令和ロマン高比良くるまに何があった?【オンラインカジノ問題の経緯】
2024年2月、高比良くるまさんがオンラインカジノに関与していたことが報道され、世間を騒がせました。
本人の説明によると、
- 大学時代の知人に誘われた
- 違法とは知らず約1年間利用していた という経緯だったそうです。
この件について、高比良さんは即座にYouTube公式チャンネルに出演し、深々と謝罪。
その後、自身のSNS(X)でも活動自粛を発表しました。
そして2025年4月28日、事態は大きく動きます。
高比良くるまさんはYouTubeで活動再開を発表。
同時に、所属していた吉本興業は双方合意のうえでマネジメント契約を終了したと発表しました。
なお、コンビとしての活動は継続。相方の松井ケムリさんは吉本に残留し、令和ロマンとして今後も活動していく方針です。
令和ロマン高比良くるまが語った「吉本興業との契約終了」理由
今回のYouTube配信では、相方・松井ケムリさんも同席し、改めて騒動を謝罪。
その中で、高比良さんは契約終了に至った経緯について詳しく語りました。
- 2月15日のYouTube謝罪配信は、吉本興業側の許可を得ていなかった
- その配信後、吉本から呼び出され、「信頼関係が壊れた」と伝えられた
- 高比良本人が望むなら契約解除、と打診された
結果として、高比良さんは「活動再開を最優先したい」と考え、吉本との契約終了を選択したそうです。
また、今回の発表について「吉本史上初の退所&復帰」だとユーモアを交え笑いに変える一幕もありました。
SNSの反応まとめ|吉本興業への批判と擁護の声
今回のニュースを受けて、SNS上では様々な反応が見られました。
特に目立ったのは、吉本興業の対応に対する批判的な意見です。
- 「高比良くるまだけ厳しすぎる」
- 「松本人志が休養を発表したときは会社は何もしなかったのに?」
- 「コンプライアンスの基準が不透明」
- 「吉本のガバナンスは本当に機能しているのか?」
という声が相次いでいます。
一方で、
- 「違法行為は違法行為。厳しく対応するのは当然」
- 「信頼関係を重視するのは企業として正しい」 といった吉本興業を擁護する意見も一部見られました。
全体的には、「芸能界全体のコンプライアンス問題」として考えるべきという声が多い印象です。
吉本興業のコンプライアンス問題|なぜ批判されるのか?
なぜ今回、ここまで吉本興業への批判が高まったのでしょうか。
ポイントは以下の通りです。
①対応の一貫性がない
松本人志さんの休養発表時、吉本興業は「本人の発信」と説明し、特に処分や声明を出しませんでした。
しかし今回、高比良さんに対しては「信頼関係が壊れた」として契約解除。
この対応の違いが、ファンや世間から「ダブルスタンダード」と批判されています。
②コンプライアンス意識の低さ
オンラインカジノ問題では、複数の芸人が書類送検されるなど、芸能界全体のコンプライアンス意識が問われています。
吉本興業も再発防止に取り組むべき立場にありながら、所属タレント管理の甘さが露呈しました。
今後の令和ロマンと高比良くるまの展望は?
コンビは引き続き活動を続ける方針です。
高比良くるまさんは
- ラジオ出演
- 劇場ライブ
- YouTube活動 などを中心に、地道に信頼回復を目指すと宣言しました。
また、今回の出来事を踏まえ、 「より一層慎重に、誠実な活動を心がけたい」 と語っています。
【まとめ】高比良くるまと吉本問題は”芸能界コンプラ改革”の一歩に
今回の高比良くるまさんの件は、個人の問題にとどまりません。
芸能界全体に「コンプライアンス強化」の必要性を改めて突きつける出来事となりました。
吉本興業も、一部人気タレントに対する甘さを見直し、誰に対しても平等なルール運用が求められる時代です。
令和ロマンとして再スタートを切る高比良くるまさんが、どのように信頼を取り戻していくのか――。
その姿勢を見守っていきたいと思います。