洗濯物とストーブは教員の私物だった 北区小学校火災 早朝勤務で何が行われていたか

洗濯物とストーブは教員の私物だった 北区小学校火災 早朝勤務で何が行われていたか 時事・ニュース
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東京都北区にある区立滝野川第三小学校で6月19日に発生した火災は、児童ら11人が重軽傷を負う大きな事故となりました。

7月2日、学校側の記者会見によって、出火元とみられる音楽準備室で干されていた洗濯物や、そばにあった電気ストーブが、いずれも40代の女性教員の私物だったことが明らかになりました。

本記事では、この続報の内容を整理するとともに、教員の勤務実態やSNS上の反応についてもまとめます。

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火災発生から現在までの経緯

火災が起きたのは6月19日午前11時ごろ。4階建て校舎の4階にある音楽準備室から出火し、200平方メートル以上が焼けました。

鎮火まで約3時間を要し、児童約330人全員が校庭や近隣の飛鳥山公園に避難する事態となりました。児童2人が腕を骨折、火元付近にいたとみられる40代の女性音楽教諭が腰を骨折する重傷を負うなど、合わせて11人が病院に搬送されています。音楽室・音楽準備室にはスプリンクラーが設置されていなかったことも判明しています。

警視庁滝野川署は失火の疑いで捜査を進めており、現場付近では焼けたストーブや複数のサーキュレーターが見つかっていました。

「洗濯物は私服、ストーブも私物」教員の説明の中身

7月2日の会見で、高草木政浩校長らは、入院中の女性教員から先月28日に聞き取りを行った内容を公表しました。それによると、教員は火災当日、校舎1階の家庭科室で私服を洗濯し、4階の音楽準備室に運んで干していたといいます。さらに以前から、金管バンドで使用する楽器を拭くためのタオルなどもたびたび洗濯していたとのことです。

学校側は、火元付近にあった電気ストーブについても教員自身の私物だったと説明しています。なぜ私服を学校内で洗濯していたのかについては、現時点でははっきりとした理由は確認できていないとしながらも、校長は「服務上、適切ではなかった」との見解を示しました。

なお、区教育委員会の会見では、私物のストーブを使って洗濯物を乾かしていたという趣旨の説明があったことも報じられており、洗濯と乾燥のいずれの場面でストーブが使われていたのか、詳細については今後の捜査で確認される見通しです。あわせて、消防署に届け出ていた学校の防火管理者の名義が、3年前に異動した副校長のままになっていたことも明らかになっており、学校の防火管理体制そのものにも疑問の目が向けられています。

「午前6時ごろ出勤」という報道をどう見るか

今回の報道で注目されているのが、この教員が普段から午前6時ごろという早い時間に出勤していたという点です。

学校側の説明によれば、これは火災当日に限った行動ではなく、以前から続いていた習慣だったとされています。教員は早朝に登校すると、1階の家庭科室にある洗濯機で私服や金管バンドの衣装などを洗い、そのまま4階の音楽準備室まで運んでサーキュレーターや電気ストーブを使って乾かす、という一連の作業を日常的に行っていたということです。火災が起きた6月19日も、いつもと同じ手順で洗濯・乾燥を行っていたとみられています。

つまり今回の火災は、突発的な一度きりの行動が引き金になったのではなく、長期間にわたって繰り返されてきた私的な習慣の延長線上で起きた可能性が高いという点が、続報によって明らかになっています。

この早朝の時間帯は、他の教職員がまだ出勤していないケースが多く、学校側もこの教員が校内で洗濯を行っていたこと自体を把握していませんでした。誰の目にも触れにくい早朝・特別教室という条件が重なったことで、私物の家電を持ち込んで使用するという本来あってはならない行為が、長期間にわたって見過ごされる結果になったと考えられます。

学校という公共施設の電気・水道を使い、始業前の時間帯に個人の家事を行っていたという点は、単なる「うっかりミス」では済まされない服務上の問題として受け止められています。始業前の早朝は教職員が少なく管理の目が行き届きにくい時間帯であるだけに、今回のケースは、教職員の勤務時間外・始業前の行動に対する管理体制そのものを見直すきっかけにもなりそうです。

SNSの反応

会見内容がニュースとして配信されると、SNSやニュースコメント欄には様々な意見が寄せられました。主な傾向としては、次のような声が見られます。

  • 学校内での私物の洗濯や、私物ストーブの持ち込みそのものへの驚きや批判の声
  • 早朝から一人で行動していたことに対し、「なぜ誰も気づかなかったのか」という学校の管理体制を疑問視する声
  • 一方で、児童を避難させる中で教員自身も重傷を負っていることから、過度な個人攻撃を控えるべきだとする声
  • 防火管理者の名義が異動後も更新されていなかった点について、学校全体の安全管理の甘さを指摘する声

被害を受けた児童や教員のプライバシーに配慮し、憶測に基づく拡散は控えるよう、北区も呼びかけています。

「私服」を音楽準備室で乾かしていた…滝野川第三小学校の火災 音楽教諭は以前から早朝の学校で洗濯(東京新聞)|dメニューニュース
東京都北区立滝野川第三小学校の火災で、区教委は2日、会見し、出火元の音楽準備室で女性の音楽教諭が私服…

まとめ

今回の会見で、火元となった音楽準備室にあった洗濯物と電気ストーブが、いずれも教員の私物だったことが明らかになりました。あわせて、この教員が早朝から一人で校内にいたことや、洗濯という私的な行為が学校内で常態化していたことも判明しています。警視庁は引き続き失火容疑で捜査を進めており、今後は出火の直接的な原因や、学校側の防火管理体制の不備についても、詳細が明らかになっていくとみられます。児童・教職員の安全を守るための再発防止策が、早急に求められています。

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