2026年4月、秋田犬が描かれた図柄入りナンバープレートの申し込み件数が、ついに1万5000件を超えました。
秋田犬の図柄入りナンバープレートは2023年10月に交付が始まりました。約2年半で1万5000件超という数字は、秋田犬が全国的にいかに愛されているかを示しているといえるでしょう。
2026年4月10日時点の内訳を見ると、地域の交通サービス改善などに活用される寄付金を含むフルカラー版が1万1158件、寄付なしのモノトーン版が3943件となっています。フルカラー版が全体の約74%を占めており、多くの方が秋田県への寄付も兼ねてカラフルなデザインを選んでいることがわかります。
また、秋田犬の図柄入りナンバープレートは一般の車だけでなく、秋田県の公用車にも取り付けられています。県の公用車が秋田犬のナンバーをつけて街を走る姿は、「走る広告塔」として秋田の魅力を県内外に発信し続けています。

なぜ秋田犬がナンバープレートに?
秋田犬は日本が世界に誇る天然記念物の犬種で、忠犬ハチ公のモデルとしても世界中に知られています。秋田県の”シンボル”ともいえる存在であり、近年は海外からの観光客が秋田犬に会うために来日するほどの人気を誇っています。
そんな秋田犬を図柄に採用したナンバープレートは、秋田を訪れる人々の目を引くだけでなく、全国を走ることで秋田の知名度向上にも大きく貢献しています。秋田県民にとっては、愛郷心を示す象徴的なアイテムにもなっているようです。
図柄入りナンバープレートとはどのようなものか
そもそも「図柄入りナンバープレート」とは何でしょうか。ここで基本をおさらいしましょう。
図柄入りナンバープレートとは、地域の名所・名産品・花などのイラストがプレートにデザインされた車のナンバープレートのことです。国土交通省が推進する制度で、「走る広告塔として地域の魅力を全国に発信する」ことを目的に、2018年10月から交付がスタートしました。
通常のペイント式ナンバーや字光式ナンバーとは異なる樹脂製シートを使用しており、鮮やかな図柄が特徴です。図柄の色には2種類あります。
- フルカラー版:交付手数料に加えて1,000円以上の寄付金を納めることで選択できる
- モノトーン版:寄付金なしで選択できる白黒の図柄
寄付金は各地域の交通改善・観光振興などの事業に活用されます。秋田犬ナンバーのフルカラーを選ぶことは、秋田県の地域づくりへの応援にもなるわけです。

図柄入りナンバープレートの種類
図柄入りナンバープレートは大きく3つの種類に分かれます。
① 地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)
秋田犬のナンバーはこれにあたります。各地域の風景・名産・観光資源をデザインした地域限定のプレートで、その地域(車の使用本拠地)の方だけが申し込めます。
導入は段階的に拡大しており、第1弾(2018年・41地域)→第2弾(2020年・17地域)→第3弾(2023年・10地域、秋田犬ナンバーはここで登場)→第4弾(2025年5月・5地域)と続き、現在は全国74種類以上が展開されています。
2025年5月7日に交付開始となった第4弾の5地域は次の通りです。
- 十勝(北海道):雄大な十勝の大自然をデザイン
- 日光(栃木県):日光東照宮の陽明門やしめ縄で伝統と歴史を表現
- 江戸川(東京都):金魚と花火のユニークなデザイン
- 安曇野(長野県):北アルプスやレンゲツツジ、道祖神で豊かな自然を表現
- 南信州(長野県):南信州の自然あふれる風景をデザイン
② 全国版図柄入りナンバープレート
「日本を元気に!」をコンセプトに、全国47都道府県の県花をモチーフとした全国共通デザインのナンバープレートです。居住地域を問わず、日本全国どこに住んでいても申し込むことができます。交付期間は2022年4月18日〜2027年4月30日です。
③ 記念・特別仕様ナンバープレート
オリンピックや万博など、国の重要なイベントを記念して期間限定で交付される特別なナンバープレートです。これまでに以下のものが発行されました。
| ナンバーの名称 | 交付期間 |
|---|---|
| ラグビーワールドカップ特別仕様 | 2019年(終了) |
| 東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様 | 〜2021年(終了) |
| 大阪・関西万博特別仕様 | 2022年10月〜2025年12月(終了) |
| GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)記念 | 2025年7月14日〜2027年11月30日(申込受付中) |
現在申し込めるのは「国際園芸博覧会記念ナンバー」です。全国どこからでも申し込みが可能で、こちらもフルカラーには1,000円以上の寄付が必要です。
申込方法と料金
料金の目安
交付手数料は地域や車種によって異なりますが、おおよそ7,000円〜15,000円程度です。フルカラーを希望する場合はこれに加えて1,000円以上の寄付金が必要となります。
申し込みの流れ
① Webで申し込む(24時間受付)
国土交通省が運営する「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」(www.kibou-number.jp)から申し込みができます。車検証を手元に用意して操作しましょう。申し込み後はATMやインターネットバンキングなどで料金を支払います。
② 窓口で申し込む
お住まいの地域の運輸支局・希望番号予約センターの窓口でも申し込みができ、その場で現金払いが可能です。
③ ディーラー・整備工場・行政書士に代行依頼
手続きが不安な方はプロに代行を依頼することもできます。代行手数料が別途かかる場合があります。
申し込みから交付まではおよそ2週間程度かかります(受注生産のため)。受け取りは地域の予約センターで行います。
対象となる車両
- 普通自動車(自家用・事業用)
- 軽自動車(自家用)
二輪車(バイク)は対象外です。また、字光式(夜間に光るタイプ)との組み合わせはできません。
今の番号のまま、デザインだけ変えることはできる?
「気に入っている番号はそのままにしたい」という方でも大丈夫です。現在のナンバーの番号(数字)を変えることなく、図柄だけを変える交換申請が可能です。もちろん、希望番号と組み合わせることもできます。
廃車後も記念に残せる
図柄入りナンバープレートは、廃車や乗り換えの際に記念品として手元に保管できます。不正使用防止のための処理(穴あき)が施されますが、思い出の品として取っておける制度はとても嬉しいですね。秋田犬ナンバーをずっと手元に残しておきたいという方も多いのではないでしょうか。
まとめ
秋田犬の図柄入りナンバープレートが申し込み1万5000件を突破したことは、秋田という地域の魅力が全国に広まっている証といえるでしょう。フルカラー版を選べば地域への寄付にもなり、「乗るだけで秋田を応援できる」素敵な制度です。
図柄入りナンバープレートは秋田犬に限らず、全国に74種類以上の個性豊かなデザインが揃っています。お気に入りの一枚を愛車に付けて、地域の魅力を一緒に発信してみませんか?
申し込みは「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」(www.kibou-number.jp)から手軽にできます。ぜひ一度チェックしてみてください。
