「ガラケーって、もう使えないの?」「スマホへの乗り換え、うまくできるか不安……」そんな声に応えるように、ドコモが2025年8月以降に新しい「ガラケー」を発売します。
その名も「らくらくホン F-41F」。
この記事では、
- ガラケーはいつまで使えるのか?
- なぜ今、ガラケー新機種が登場したのか?
- ガラケーとスマホ、どっちを選ぶべき?
といった疑問にわかりやすく答えていきます。
ガラケーとは?意外と知られていない“ガラパゴス携帯”の意味
「ガラケー」は「ガラパゴス携帯」の略で、日本独自に進化した携帯電話のこと。
- 折りたたみ式の本体
- 物理ボタン
- 通話・メールがメインのシンプル設計
いわゆる「フィーチャーフォン」のことで、スマホとは違い、機能を絞って使いやすさを重視しています。
【2025年最新版】ガラケーはいつまで使えるの?
3Gガラケーはもうすぐ終了
各携帯会社は、3G回線のサービスを順次終了しています。
キャリア | 3Gサービス終了時期 |
---|---|
au | 2022年3月31日(終了済) |
ソフトバンク | 2024年4月15日(終了済) |
ドコモ | 2026年3月31日 |
つまり、ドコモの3Gガラケーは2026年3月まで使えますが、それ以降は使えなくなります。
4G対応ガラケー(通称:ガラホ)はまだ使える!
最近の「らくらくホン」などは、4G対応なので、3G終了後も使えます。
今回発売される「F-41F」もその一つで、今後も数年は安心して使える機種です。
3G回線とは? ガラケーに影響する理由を解説
3G回線(第三世代移動通信)は、2000年代に普及した携帯電話向けの通信方式で、主に通話とメールに使われてきました。
しかし、現在主流の4G・5Gに比べ通信速度が遅く、動画視聴やアプリ利用には不向きです。この3Gサービスが、各キャリアで続々と終了しています。
auは2022年、ソフトバンクは2024年にすでに終了し、ドコモも2026年3月末に3Gを停波予定。これにより、3G専用ガラケーは通話や通信ができなくなります。
そのためドコモは、4G対応の「らくらくホン F-41F」などを新たに投入。見た目はガラケーでも、4G回線対応で今後も安心して使える設計です。3G回線終了を前に、早めの機種変更が重要です。

【豆知識】平野ノラの「しもしも?」でおなじみ!あの携帯電話は“1G”のショルダーホン
バブリー芸人・平野ノラさんのネタでおなじみの「しもしも〜?」と話す、あの大きな携帯電話。実はあれ、1980年代後半に使われていたショルダーホンと呼ばれる端末で、日本の1G(第一世代アナログ携帯電話)に分類される機種なんです。
当時は肩に担ぐほど大きく、通話だけで1分100円以上かかることも。
現在では回線そのものが廃止されているため、実際には使えませんが、レトロブームやノスタルジーを感じるアイテムとして人気です。まさに昭和・平成初期の象徴的ガジェットといえるでしょう。
らくらくホンF-41Fが2025年登場!なぜ今ガラケーを出すのか?
高齢者を中心とした「ガラケーユーザーの声」が大きかった
- スマホは難しい
- タッチ操作に不安がある
- ボタンがないと落ち着かない
こういった声に応える形で、ドコモとFCNTは新しい「らくらくホン」を開発しました。
実は“スマホより高機能”な面もある?
- 音声が聞き取りやすい「はっきりボイス」搭載
- 誤発信を防ぐ点滅ガイドつき通話ボタン
- 迷惑電話対策の自動録音・警告アナウンス機能
- 最新のUSB-C充電&FMラジオ機能も!
特に「ボタン操作に慣れている人」や「通話・メールだけで十分な人」にとっては、スマホより快適な場合も。
スマホとガラケー、どっちがいい? 使い方で選ぼう
ガラケー(F-41F)がおすすめな人
- 通話とメールだけでOK
- ボタン操作が安心
- スマホに抵抗がある
- 料金はなるべく安くしたい
スマホがおすすめな人
- LINEや地図アプリを使いたい
- 写真・動画をよく撮る
- 孫や家族とのやりとりにスマホが必要
- 格安SIMで節約したい
※最近は、月額1,000円台で使えるスマホプランも増えており、使い方次第ではスマホも安く使えます。
LINEはガラケーで使える?結論:使えません
2020年以降、ガラケーではLINEアプリのサポートが終了。
F-41Fを含め、LINEを使うならスマホが必要です。
家族との連絡手段にLINEを使うなら、スマホまたはタブレットの導入を検討しましょう。
【スペックまとめ】らくらくホンF-41Fの特徴
- 大きな文字と見やすい画面(UD新丸ゴフォント)
- はっきり聞こえる音声機能
- 凸型テンキーで押しやすいボタン
- 防水・防塵・耐衝撃(MIL規格準拠)
- USB-C対応で便利な充電
- FMラジオ搭載(イヤホンがアンテナ代わり)
※価格は3〜4万円台後半になる見込み。前モデル(F-01M)は38,000円ほどでした。
まとめ:ガラケーはまだ終わっていない。むしろ“選ばれている”
2025年に新しいガラケーが登場する事実が示すように、ガラケーはまだまだ現役です。
- 「スマホが苦手」な人にとって、ガラケーは最適な選択
- 3G終了を見据えて、4G対応の新機種が今、必要とされている
- ドコモの3Gは2026年3月まで、それ以降は4Gガラケーへ移行しよう
通信スタイルを選ぶことが、ストレスフリーなスマホ・ガラケーライフの第一歩です。