2025年6月1日、日本テレビ系の人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』に、「ダウンタウン」の浜田雅功さん(通称:浜ちゃん)がついに復帰しました。
4月20日の放送回以来、約6週間ぶりの登場となり、ファンにとっては待ちに待った瞬間だったのではないでしょうか。今回の企画は、おなじみの「ジジ抜き」。長年続く『ガキ使』らしいユルくもハードな笑いが戻ってきました。
浜田雅功さん(浜ちゃん)の休養とその理由
浜田さんは2025年3月10日から体調不良のため芸能活動を一時休養されていました。吉本興業の発表によれば、原因は「加齢に伴う体調変化および過労」とされています。長年にわたり数多くの番組でMCやツッコミを担ってきた浜田さん。本人の強靭な仕事意識ゆえ、休養の判断にはかなりの葛藤があったと考えられます。
妻であるタレント・小川菜摘さんもブログで、夫の長年の激務を気遣う言葉をつづり、「このタイミングで休めたことは家族にとっても安心」と率直な思いを明かしていました。

浜ちゃんラジオで復帰、そしてテレビへ
活動再開は5月2日深夜のMBSラジオ『ごぶごぶラジオ』。親しみある声でリスナーに元気な姿を報告した浜田さんは、その後、テレビ番組へも本格復帰。
5月29日にはTBS系『プレバト!!』に出演し、共演者からは「おかえりなさい!」という温かい拍手が送られました。さらに30日放送の『ハマダ歌謡祭 オオカミ少年』では、番組側も「浜ちゃん復帰SP」と銘打ち、華やかに彼の復活を祝福。和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」を完璧に歌い上げるなど、健在ぶりを見せつけました。
浜ちゃん『ガキ使』での6週間ぶりの登場に視聴者歓喜
『ガキ使』での復帰は、日本テレビの公式サイトで5月31日までに告知され、SNSでも話題となっていました。実際の放送では、浜田さんが変わらぬ毒舌と笑いのセンスで現場を仕切る姿に、「やっぱり浜ちゃんがいないと締まらない」「このツッコミを待ってた」といった声が続出。
企画は「ジジ抜き」。番組恒例の緊張感と爆笑が入り混じるカードゲームに、浜田さんの笑顔とトークが加わり、まさに“いつものガキ使”が帰ってきた瞬間でした。
息子・ハマ・オカモトさんとの“フェス初”親子共演も実現
浜田雅功さんの復帰にともない、もうひとつ大きな話題となったのが、息子でロックバンド「OKAMOTO’S」のベーシストとして活躍するハマ・オカモトさんとの“親子共演”です。
2025年5月10日、大阪・万博記念公園で開催された「ごぶごぶフェスティバル2025」のステージで、ついに親子そろってのパフォーマンスが実現しました。
浜田さんにとっては、3月10日の休養発表から数えて61日ぶり、そして活動再開後、初めて観客の前に立つ晴れ舞台。フェスのトリとして登場したステージでは、浜田さんが内藤やす子の「六本木ララバイ」を気持ちよさそうに歌っていると、ハマ・オカモトさんが突如ステージに乱入。「フェスで何やってんだ! 気持ちよさそうに歌って!」と突っ込み、会場を大いに沸かせました。
その後、浜田さんは「やりにくいわぁ」と照れ笑いを浮かべつつ、二人並んでステージへ。ハマさんは「物理的に並んでいるのを皆さんに見られるのは初めて」と観客に語りかけ、父の復帰を祝福する拍手を送る場面も。親子ならではの距離感とユーモアが光るやりとりに、客席からは笑いと拍手が起こりました。
さらには、浜田さんのソロ曲「春はまだか」、そしてH Jungle with tの代表曲「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」で、ハマさんがベース演奏を担当。ついに“ステージ上での初セッション”が披露され、音楽フェスらしい熱量とともに、親子の強い絆も感じられるパフォーマンスとなりました。
浜田さんは「こういう機会がないと共演なんて出来ない。皆さんも来てくれてほんまにありがたい。もっと大きな会場でやりたい」と語り、感慨深い表情で観客に感謝を伝えていました。

松本人志さんの復帰の見通し
一方で気になるのが、ダウンタウンの相方である松本人志さんの動向です。2024年末に報道された性加害問題の影響で、現在も活動を休止中の松本さん。裁判対応や世間の目を考慮してか、テレビ・ネット上から完全に姿を消しており、復帰時期は未定とされています。
吉本興業やテレビ局も慎重な姿勢をとっており、相方である浜田さんが単独での出演を続ける構図が続いています。ただし、一部のファンからは「松ちゃんが戻る場所はガキ使しかない」「いつか二人揃っての復活を」と期待の声が根強く残っているのも事実です。
「ダウンタウンチャンネル」での新たな展開に注目
今夏にも始動するとされるインターネット配信サービス「ダウンタウンチャンネル(仮)」が、注目を集めています。
松本人志さんが昨年12月に構想を語り、吉本興業も数十億円規模のファンドを立ち上げるなど、準備が進んでいると見られます。
このプロジェクトは、松本さんが昨年12月に初めて具体的に言及したものでした。週刊誌との裁判を取り下げ、今後の活動について語る中で、「ダウンタウンを見るならここ」と言えるような独自の配信プラットフォームの構想を明かしました。視聴者が月額料金を支払い、自分たちが本当に見たいコンテンツを楽しめる“劇場”のような空間を目指しているとのことです。
テレビでもYouTubeでもない独自配信「ダウンタウンチャンネル」が成功すれば、テレビで人気を得た芸人が自前メディアで収益を確保する――という新たなモデルが確立される可能性があります。
活動を一時休止していた浜田雅功さんも復帰し、「初回は浜田と2人でやりたい」と語った松本さんの言葉通り、ダウンタウンのトークや企画が中心となる可能性が高いです。「ガキ使」のような自由な空気感を再現し、テレビとは異なる新たな笑いの場になるかもしれません。
まとめ:浜ちゃんの復帰は“日常”の回復
浜田雅功さんの復帰は、テレビ業界にとっても、視聴者にとっても、“笑いの日常”が戻ってきたことを意味します。変わらぬテンポと笑顔でバラエティ界を引っ張る浜田さんの存在感は、まさに唯一無二。
一方、松本人志さんの不在により「完全なダウンタウン復活」はまだ遠いかもしれませんが、それでも浜田さんがステージに立ち続けてくれることは大きな希望です。
健康を第一に、そして無理のない形で──これからの浜田雅功さんの活躍を、引き続き応援していきましょう。