自宅や学校のトイレは洋式が主流になっていますが、遠足やキャンプ、災害時には和式トイレしかない場面に遭遇することがあります。
いざというときに慌てないためにも、使い方に慣れておくことは意外と大切です。
しかし、最近は商業施設や公共施設でも洋式トイレが増えたため、和式を見かける機会は減少しています。
では、どこで和式トイレの練習ができるのでしょうか。
和式トイレに慣れていない子どもが増加
近年、多くの家庭では洋式トイレが主流になっています。そのため、和式トイレに慣れていない子どもが増えているようです。
文部科学省が2023年に発表した調査結果によると、全国の公立小中学校に設置されている便器のうち約3割は和式トイレとのことです。
学校内は洋式が多くなっているものの、遠足や修学旅行といった校外活動では使う場面があるかもしれません。
また、災害時に避難所で洋式トイレがないケースや、キャンプ場などで遭遇する可能性も考えられます。
普段から慣れておくと、いざというときに戸惑わずに済むかもしれません。

和式トイレが減少している背景
商業施設や公共施設ではバリアフリー対応が進み、洋式トイレが標準になってきています。
そのため、和式トイレを見かける機会は減少傾向にあります。
ただし、一部の公園や古い建物、地方の施設では和式便器が残っていることがあります。
普段使い慣れていないと、突然の場面で困ってしまうかもしれません。
練習する方法
和式トイレに慣れるためには、実際に使ってみるのが一番ですが、そもそも見かける機会が少ないと練習も難しいものです。
そこで、次のような方法が考えられます。
① 公園や公共施設を利用する
古い公園や市民センターなどでは、和式トイレが残っていることがあります。
住んでいる地域の公園や公共施設をチェックしてみると、意外と見つかるかもしれません。
また、高速道路のサービスエリアや道の駅にも設置してあることがあります。
旅行やお出かけの際に見かけたら、練習がてら使ってみるのも良い機会です。
② キャンプ場で体験する
アウトドア施設には和式トイレが設置されていることがあります。
キャンプやバーベキューに行く機会があれば、使ってみると良い経験になるかもしれません。
自然体験と合わせてトイレも練習できるので、一石二鳥です。
③ 自宅でしゃがむ姿勢を練習
和式トイレはしゃがむ姿勢が基本ですが、普段からこの動作をする機会はあまり多くありません。
そのため、自宅でしゃがむ練習を取り入れてみるのも一案です。
たとえば、次のような方法があります。
- お風呂で体を洗うときにしゃがむ姿勢をとる
- 床に新聞紙やビニールシートを敷き、トイレを想定してしゃがむ練習をする
- 椅子を使って腰を落とす動作を繰り返す
しゃがむ姿勢に慣れておくことで、スムーズに対応しやすくなります。
和式トイレに慣れておくメリット
和式トイレの利用機会は減ってきていますが、いざというときに困らないためには慣れておくと安心です。
特に、次のような場面では役立つことがあります。
- 災害時:避難所や仮設トイレで和式しかない場合がある
- アウトドア:キャンプ場や山小屋では和式が設置されていることがある
- 海外旅行:国によっては和式に近いスタイルのトイレが主流の地域もある
普段は洋式トイレしか使わない場合でも、緊急時や旅行先で和式トイレしかない状況は起こり得ます。
「慣れていないから使えない」とならないように、事前に練習しておくと安心です。
まとめ
和式トイレは減少傾向にありますが、災害時や校外活動、アウトドアでは使う可能性があります。
普段から練習しておくことで、いざというときにも落ち着いて対応しやすくなります。
公園やキャンプ場で練習するほか、自宅でしゃがむ姿勢に慣れておくことも効果的です。
和式トイレを使う場面は少なくなっていますが、万が一に備えて親子で体験しておくと安心かもしれません。