【大阪・関西万博開会式】豪華ゲストが集結も課題残るスタート

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2025年4月12日、大阪市此花区・夢洲(ゆめしま)で開催された「大阪・関西万博」の開会式が、多くの注目を集める中、華やかに行われました。今回の万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界158の国と地域が参加。180以上のパビリオンが出展され、10月13日までの184日間にわたり、未来社会のあり方を世界に発信します。

20年ぶりとなる日本での国際博覧会は、期待と希望に満ちた開幕を迎えましたが、その一方で、準備の遅れや安全面の課題も浮き彫りとなりました。本記事では、開会式の模様や出演アーティストの紹介、そして万博が抱える現在の課題について詳しくお伝えします。

https://twitter.com/expo2025_japan/status/1909576960906604811

皇室をはじめとする来賓が出席

開会式には、天皇皇后両陛下がご臨席され、秋篠宮ご夫妻石破茂内閣総理大臣大阪府知事の吉村洋文氏など、国内の要人が多数出席しました。秋篠宮さまが「開会アクション」を行い、会場では未来都市の姿を映像で紹介するビデオが上映されました。

この演出には、ダンス&ボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」や人気お笑いコンビの海原やすよ・ともこも登場し、式典にユニークな彩りを加えました。


音楽とテクノロジーの融合──豪華アーティストによる夢のステージ

今回の開会式では、最新の映像演出と共に音楽パフォーマンスが展開されました。テクノロジーとアートの融合を体現するようなステージに、観客は魅了されました。

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imase(イマセ)

TikTokをきっかけにブレイクした若手シンガーソングライター・imaseさんは、透明感のある歌声で会場を包み込みました。彼の音楽はZ世代から大きな支持を受けており、国内外の音楽ファンに注目されています。

新しい学校のリーダーズ

“青春日本代表”の異名を持つ4人組パフォーマンスユニット新しい学校のリーダーズは、独特の世界観とエネルギッシュなダンスで観客を圧倒。映像の中から飛び出すような演出で実際のステージに登場し、観客から大きな拍手が沸き起こりました。

Awich(エイウィッチ)

沖縄出身のラッパーAwichさんは、和楽器とのコラボレーションによるパフォーマンスを披露。伝統文化と現代音楽の融合というテーマにふさわしいステージで、特に海外メディアからも高い評価を得ています。

https://twitter.com/expo2025_japan/status/1910958283781005368

テーマソング「この地球(ほし)の続きを」──コブクロが熱唱

大阪・関西万博のオフィシャルテーマソング「この地球の続きを」を担当するコブクロも登場し、万博への想いを込めた演奏を披露しました。この楽曲は、子どもから大人まで親しめるメロディに、未来への希望と連帯を感じさせる歌詞が乗せられています。

演奏が始まると会場の雰囲気は一層温かくなり、多くの来場者が静かに聴き入りました。コブクロの存在感とその歌声は、開会式に深い感動を与えました。

https://twitter.com/expo2025_japan/status/1910939907113304474

華やかさの裏に残る課題

華々しく開幕した万博ですが、現地ではいくつかの課題も明らかになりました。

建設の遅れ

一部の海外パビリオンは開幕時点でまだ工事中であり、完成が遅れている状況です。特に海外パビリオンに関しては資材や人材の調達に困難があり、すべての展示が出揃うのはしばらく先になる見通しです。

安全性の問題

会場の一部では、基準値を超えるメタンガスが検出され、安全面での懸念が浮上しています。夢洲は埋立地であり、地盤や環境についての対策が万全かどうかも注視が必要です。

入場の混雑

初日は入場ゲートでの混雑が目立ち、多くの来場者が長時間待機を余儀なくされました。今後の運営体制や誘導の改善が求められています。


万博の本番はこれから

大阪・関西万博は、開会式を機に本格的にスタートしました。現時点では課題も多く残されています。それでも日本国内外からの注目は非常に高く、今後の盛り上がりが期待されます。

今回の開会式では、「未来社会」と「日本文化」、そして「国際的なつながり」を象徴するような演出が随所に見られました。特に、若い世代のアーティストたちの活躍は、次世代の希望を感じさせてくれるものでした。


開会式は、成功の中に改善の余地を残した“希望と課題の出発点”とも言える内容でした。大阪・関西万博2025は、今後半年にわたり、世界中の文化やテクノロジーが交差する舞台として、多くの出会いと発見を提供してくれることでしょう。

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この記事を書いた人
Rouma

日々のニュースやSNSの話題できになることを中心に、感じたことや、役立った情報をお届けしています。

新聞配達、データ入力、動物病院の助手、ペット用品の販売、製薬会社や銀行での派遣事務など、さまざまなお仕事を経験。現在は在宅で事務代行をしながらライターとして活動しています。

小学生の子供と柴犬に癒される日々です。

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