新潟県十日町市で、中学3年生の女子生徒が行方不明となってから2日が経過しました。雪が降り続く厳しい寒さの中、警察や消防、地域住民による捜索活動が続けられています。家族は無事の帰りを強く願い、警察は広く情報提供を呼びかけています。
行方不明になっているのは、新潟県十日町市新座に住む中学3年生の樋口まりんさん(14歳)です。警察によりますと、樋口さんは1月26日午後7時ごろ、自宅のリビングにいた姿が最後に確認されています。その後、姿が見えなくなり、午後7時50分ごろ、保護者が警察に通報しました。
自宅にいた直前まで特に変わった様子は見られず、日常の延長線上で突然行方が分からなくなった形です。家族が短時間で異変に気付き、すぐに警察へ通報したことからも、事態の異常性がうかがえます。
スマートフォンや財布が自宅に残されたまま
警察の発表によると、樋口さんのスマートフォンや財布は自宅に残されていました。また、普段履いている靴や上着も家の中にあり、必要最低限の持ち物を持たずに外に出た可能性があります。この点は、単なる外出や計画的な家出とは考えにくい状況として、捜索の重要な判断材料となっています。
その後の調査で、当時身に着けていたとみられる服装も判明しています。警察発表では紺色セーターと水色デニムズボンを着用していたと報じられています。身長はおよそ154センチ、やせ型で、黒髪のセミロングです。
豪雪地帯ならではの厳しい捜索環境
十日町市は全国でも有数の豪雪地帯として知られています。1月下旬は積雪が多く、気温も氷点下になる日が珍しくありません。行方不明となった当日からも雪が降り続き、視界の悪さや足場の不安定さが捜索活動を困難にしています。
雪に覆われた道路や田畑、河川周辺、建物の隙間など、確認すべき場所は多く、低体温症などのリスクも懸念されています。時間の経過とともに状況が厳しくなる中で、早期発見が強く求められています。
警察と地域が連携して捜索を継続
警察は、周辺の防犯カメラ映像の確認、聞き込み調査、捜索隊や警察犬を投入した捜索を行っています。また、地域住民も自主的に協力し、日常の生活圏を中心に目撃情報の提供や見回りが続いています。
ドライブレコーダーの映像提供の呼びかけも行われており、行方不明となった時間帯に周辺道路を通行した車両の記録が、重要な手がかりとなる可能性があります。警察は「どんなに小さな情報でも構わない」として、情報提供を強く求めています。
父親の切実な思い
報道を通じて、樋口さんの父親は「迷惑だなんて思わないから、戻ってきてほしい」と語っています。この言葉からは、娘の安否を案じる親としての強い思いが伝わってきます。叱責や責任追及ではなく、まずは無事でいてほしいという願いが、多くの人の心を打っています。
家族にとって、行方不明の時間は不安と焦りが続く非常につらいものです。特に、寒さと雪が続く状況では、その心配は計り知れません。
行方不明事案が社会に投げかける課題
今回の出来事は、特別な事情がある家庭だけの問題ではありません。ごく普通の日常の中で、突然起こり得る事態であることを改めて示しています。子どもや未成年者の行方不明は、家庭内の見守りだけでなく、地域全体の目と連携が重要になります。
特に冬の豪雪地帯では、気候条件が人命に直結するため、早期の気付きと通報、そして情報共有が極めて重要です。近所で見かけた不自然な行動や、普段と違う様子に気付いた場合、ためらわず警察に相談することが、大きな助けにつながることがあります。
情報提供のお願い
警察は引き続き、樋口まりんさんに関する情報提供を呼びかけています。行方不明となった時間帯や前後に、似た特徴の人物を見かけた、車に乗っている様子を見た、不自然な足跡や物音に気付いたなど、どんな情報でも構いません。
情報提供先は、十日町警察署 電話番号025-752-0110です。
一人ひとりの小さな気付きが、無事発見への大きな一歩となる可能性があります。地域内外を問わず、心当たりのある方は、ぜひ情報提供をお願いします。

