トレイルランニングは、山や森などの未舗装の道を走るアウトドアスポーツ。
舗装された道路を走るロードランニングとは異なり、木々の間を抜けたり、美しい景色を眺めながら走れるのが魅力。起伏のある地形や変わりやすい天候に対応する必要があり、自然と一体になれる楽しさがある反面、注意が必要な場面もあるようです。
トレイルランニングの課題
① 安全性のリスク
- 不整地では足を取られやすく、転倒や滑落による捻挫・骨折につながる恐れがある。
- ルートを誤ると道に迷い、遭難の危険もある。
- 天候が急変すると、低体温症や熱中症になる可能性がある。
② 自然環境への影響
- 人が頻繁に通ることで登山道が削られ、崩壊が進むことがある。
- ゴミの放置や植物の踏み荒らしが問題視されている。
③ 他の利用者への配慮
- ハイカーや登山者と接触する危険がある。
- スピードを出しすぎると、周囲に不安を与える場合がある。

安全対策で快適に走る
① 事前準備はしっかりと
- コースの地形や距離を事前に確認し、地図やGPSを携行する。
- 天候をチェックし、適した服装や装備を用意する。
- 水分と補給食を十分に持参する。
② 走行時の注意
- 無理なペースは控えめにし、自分の技量に合ったルートを選ぶ。
- ハイカーとすれ違う際はスピードを落とし、道を譲る。
- 単独行動は避け、万が一に備えて連絡手段を確保する。
③ 環境保護の意識
- ゴミは必ず持ち帰る。
- 既存の登山道を外れずに走り、自然への負担を減らす。
自然と共に走る喜びを
トレイルランニングは、自然の中で心身を解放できるスポーツ。ただ、安全対策を怠ると事故につながる可能性があるため、自然を尊重しながら楽しむ意識が大切ですね。