2025年4月13日から10月13日まで、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催される「大阪・関西万博」。世界中の注目が集まるこの国際イベントには、驚きと感動が詰まった展示が盛りだくさんです。
1970年の大阪万博では、「月の石」や「人間洗濯機」が大きな話題となりましたが、今回はそれを超える未来技術や新しい体験が勢ぞろい。この記事では、「これだけは見ておきたい!」という注目の展示や体験を厳選してご紹介します。
あの「人間洗濯機」が帰ってきた!?未来版が登場
1970年の大阪万博で一躍有名になった「人間洗濯機」。当時は家庭用の洗濯機の延長線上として、人間を丸洗いできるという発想で注目を集めました。
そして2025年、あのコンセプトが進化して帰ってきました!その名も「ミライ人間洗濯機」。ただ体を洗うのではなく、映像・音楽・香りなどを使って心もリフレッシュさせてくれる、“五感で癒やされる体験装置”に変貌しています。
なんと石破茂首相もこの展示を視察し、「あ、これだ!」と感嘆の声をあげたとか。人類の癒やしの進化がここにあるかもしれません。
首相、人間洗濯機に「これだ!」 - 70年万博から進化に感慨深げhttps://t.co/UtrNIUa3iZ
— 共同通信公式 (@kyodo_official) April 12, 2025
火星からやってきた「本物の石」に出会える
1970年の万博で「月の石」が来場者を魅了したように、今回の目玉の一つが「火星の石」です。国立極地研究所が所有する本物の隕石が、日本館で公開されます。
火星の石は、2000年に南極観測隊が発見した火星から飛来したとされる隕石です。大きさは幅29センチ、奥行き16センチ、高さ17・5センチで、火星の石としては世界最大級だそうです。
また、1970年の大阪万博で話題となった「月の石」ですが、米国館で再び展示されるとのこと。今回の「月の石」は、アポロ計画の最後の有人月面着陸が行われたアポロ17号が持ち帰ったものとのことです。
これは宇宙好きにはたまらない展示。人類の宇宙探査が火星まで到達しつつある今、実際にその“かけら”に出会える機会はめったにありません。
大阪万博会場へ「火星の石」搬出 日本館で初めて一般公開https://t.co/wvxWG1KHtG
— 日経関西 (@nikkeikansai) March 26, 2025
世界最大級の火星隕石「火星の石」が、保管場所である東京都立川市の国立極地研究所から大阪市此花区の夢洲の万博会場に向け搬出されました。#大阪・関西万博
未来の“トイレ”は、もはやアート!?「島の蜃気楼」
普段はあまり注目されないトイレですが、今回の万博では「トイレすらもエンタメにする」挑戦がなされています。
「島の蜃気楼」と名付けられたエリアでは、トイレがまるで美術館のような空間に。プライバシー・快適性・デザイン性を兼ね備えた未来型トイレ体験ができます。
「こんなトイレ、家にも欲しい!」と思わずつぶやいてしまいそうな、ちょっと特別な時間を過ごしてみてください。
2025年大阪・関西万博トイレ施設「島の蜃気楼」がPONDEDGE + farm + VOIDによる協働プロジェクトにより完成#adf #npoadf #島の蜃気楼 #2025年大阪関西万博 #PONDEDGE #farm #VOIDhttps://t.co/MOkrzyePJW
— Aoyama Design Forum (@NPO_ADF) April 11, 2025
ミャクミャクに会える!推し活必須のマスコット
大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」。その独特なビジュアルは一度見たら忘れられません。赤と青の流動的なフォルムは、「いのちのつながり」を表現しています。
会場内ではミャクミャクの着ぐるみに出会えたり、グリーティングイベントが開催されたりと“推し活”も充実!グッズも豊富に展開されており、来場記念にはぴったりです。
いよいよ今月開幕!
— 2025大阪・関西万博公式ライセンス商品【公式】 (@expo2025product) April 1, 2025
万博グッズの新ムービー公開です!#EXPO2025 #大阪・関西万博 #ミャクミャク pic.twitter.com/9CHAlVCsi0
食の未来、ここにあり!「培養肉」の試食体験
持続可能な食糧のカギとして、注目されているのが「培養肉」。細胞から育てられるこの肉は、環境負荷が少なく、将来の食を支える可能性を秘めています。
大阪万博では、実際に培養肉を試食できるパビリオンも登場予定。食の未来に“味覚で触れる”貴重な体験、ぜひ挑戦してみてください。
いつでもどこでも楽しめる「バーチャル万博」
物理的に会場に行けない方でも大丈夫。大阪・関西万博は、「バーチャル万博」というデジタル空間でも展開されています。
メタバース上に広がる「空飛ぶ夢洲(ゆめしま)」では、アバターとして自分の分身を動かし、さまざまなパビリオンを見学したり、限定イベントに参加したりできます。
たとえば、大日本印刷が展開する「きづきの杜」では、未来の学びや共創をテーマにした体験型エリアが用意されており、子どもから大人まで学びながら楽しめる設計に。NTTドコモ×近畿大学の「ミライのレストラン」では、未来の食文化を味わえる仮想体験も人気です。
インターネットさえあれば、世界中どこからでも万博に参加できる時代。リアルとバーチャル、両方を楽しむのが令和の万博のスタイルです。
万博の未来を体感しよう
大阪・関西万博2025は、ただの展示イベントではありません。「未来社会の試作品」とも言えるこの万博は、私たちがどんな未来を選び、どう生きるかを問いかけてきます。
日々の暮らしの中では気づけない「次の時代」の気配を、会場で、あるいはバーチャル空間で、ぜひ体感してください。
もっと詳しく知りたい場合は公式サイトへ
👉 【公式】大阪・関西万博2025