ディズニーで急増「ぬい活」は迷惑?:ぬい活の魅力と楽しみ方

ディズニーで急増ぬい活は迷惑?:ぬい活の魅力と楽 時事・ニュース

「ぬい活(ぬいぐるみ活動)」とは、好きなキャラクターやアイドルのぬいぐるみ(推しぬい)を持ち歩き、一緒に写真を撮ったり思い出を作ったりして楽しむ活動です。

いわば「ぬいぐるみ版の推し活」であり、以前は若い世代の間で目立つ趣味でしたが、最近はZ世代だけでなく、20~40代以上の大人世代や男性ファンにも広がりつつあります。

ぬい活には「推しと一緒にいたい」「癒されたい」「思い出を共有したい」といった思いがあり、TPOをわきまえれば特に問題はないともされています。SNSは東京ディズニーランドでのぬい活について賛否両論がありますが、どこまで許されるのでしょうか?

ぬい活関連グッズと手作り文化

専用グッズも充実しています。

ぬい活持ち運び用バッグ・ポーチ

まず持ち運び用バッグ・ポーチでは、透明窓付きの「痛バッグ(痛バ)」やキャラものポーチが人気です。周囲に推しの存在をアピールしたい人は窓付きバッグで見せながら持ち歩き、目立たせたくない場合は普通のデザインバッグを使います。

市販品ではサンキューマートなどで、ぬいぐるみサイズ別のポーチや着ぐるみ(コスチューム)、ぬいぐるみ用帽子・カチューシャなどが均一価格で販売されています。例えば「箱型ポーチ」「ぬいぐるみポーチ」「ぬいぐるみ用着ぐるみ」など多彩な商品が展開されています。

ぬい活着せ替えアイテム

また、ぬいぐるみ用の着せ替えアイテムも盛んで、洋服(Tシャツ、パーカー、制服、着物など)や帽子、靴・ブーツ、マフラー、ネクタイ、アクセサリー(指輪・ネックレス風パーツ)など多岐にわたります。

こうしたアイテムはキャラクターグッズ店だけでなく、100円ショップ(ダイソー・セリア、3COINS など)でも手頃に手に入ります。

ハンドメイドで自分だけのグッズ

さらに、手作り文化も盛んで、愛する推しのイメージでぬいぐるみを自作したり、市販パーツを組み合わせてオリジナルぬいぐるみを作るファンもいます

ぬい撮り(撮影)と専用アイテム

ぬい活の楽しみの一つに写真撮影(ぬい撮り)があります。

外出先でぬいぐるみと撮った写真をSNSに投稿する人が増えており、コツや専用アイテムも発達しています。例えば「ぬいぐるみスタンド」や「ぬい撮りリング」と呼ばれる小物を使えば、ぬいぐるみを自立させて手ブレや手の写り込みを防ぎます。

「ぬい撮り棒」と呼ばれるぬいぐるみ専用のミニ自撮り棒も市販されており、これを使うことで自分の手を映り込ませずに撮影できます。背景を工夫することも重要で、ケーキや風船など季節の小物を飾って推しカラーに統一するのが基本テクニックです。

ライブ・イベントへのぬい活マナー

コンサートや演劇などのイベントにぬいぐるみを持ち込む際は、マナーに注意が必要です。

主催者側のルールは様々ですが、観客の視界を阻害しないことが基本です。例えばあるアーティストの公演ルールでは「うちわやぬいぐるみの持ち込み禁止」と明記されており、公式グッズのぬいぐるみでも客席での使用が禁止されています。

一方で、ライブ参戦者向けブログなどでは「会場の外で写真を撮るときだけぬいぐるみを持参する」といった意見もみられます。一般的には、ステージ上演中はぬいぐるみを膝上や胸に置かない、肩や手すりなどにかけない、周囲の邪魔にならないよう配慮することが望まれます。

芸能人・インフルエンサーのぬい活事例

ぬい活は著名人やインフルエンサーの間でも注目されています。俳優の大和田伸也さん、タレントの江口ともみさんのほか、SNSでは多くの写真が投稿されています。関連グッズを紹介するインフルエンサーも存在します。

2017年には、玩具メーカーが「ぬい撮り」トレンドを商品化し話題となりました。こうした動きは、推し活の一環としてメディアでも度々取り上げられており、老若男女問わず共感を呼んでいます。

東京ディズニーリゾートでのぬい活と運営見解

東京ディズニーリゾート(TDR)でもぬい活が広まっています。SNSでは、ぬいぐるみをベンチに大量に置いて撮影するぬい活について賛否両論が起こりました。

SNS上では「パレードやパークの景観に合わない」「通路やベンチがふさがれて困る」といった批判の声がある一方、「マナーを守って楽しむ分には問題ない」といった意見も見られます。

オリエンタルランド広報は取材に対し、「他のお客様のご迷惑になるおそれのあるものについてはお持ち込みをご遠慮いただいております」と回答しました。

具体的な数やサイズでの制限は明言されていませんが、「ぬい活」についても「他のお客様等のご迷惑となるおそれのある場合、お声がけさせていただく可能性がございます」とコメントしています。

つまり、TDR側としては 「周囲に迷惑さえかけなければ大目に見る」 姿勢で、節度ある行動と場面(TPO)のわきまえを来場者に求めていると言えます。パークでは安全確保や他人への配慮が最優先されるため、ぬい活をする際も人混みやパレード場所取りでは控えめにするなど、周囲への気配りが重要です。

ぬい活はマナーを守って楽しみましょう


ぬい活はキャラクターへの愛情表現の一つとして広がっている一方で、公共の場でのマナーには注意が必要です。専用グッズや撮影アイテムを駆使してぬいぐるみとお出かけを楽しむ文化は今後も続くでしょうが、東京ディズニーリゾートをはじめ配慮が求められます。公式ルールやモラルを守りながら、推しとの時間を安全かつ楽しく過ごすことが大切です。

時事・ニュース
この記事を書いた人
Rouma

日々のニュースやSNSの話題できになることを中心に、感じたことや、役立った情報をお届けしています。

新聞配達、データ入力、動物病院の助手、ペット用品の販売、製薬会社や銀行での派遣事務など、さまざまなお仕事を経験。現在は在宅で事務代行をしながらライターとして活動しています。

小学生の子供と柴犬に癒される日々です。

Roumaをフォローする
タイトルとURLをコピーしました