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「闇バイト」の罠:主婦も狙われる!スキマ時間で高収入

「闇バイト」の罠:主婦も狙われる!スキマ時間で高収入 時事・ニュース

SNSやインターネット掲示板を通じて「高収入」「短時間」「簡単」といった魅力的な言葉で勧誘される「闇バイト」が増加しています。特に、子育て中の主婦やスキマ時間を活用したいと考える方々がターゲットにされるケースが目立ちます。


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闇バイトとは?

「闇バイト」とは、実態は詐欺や強盗などの犯罪行為でありながら、あたかも合法的なアルバイトのように装って募集されるものです。SNSや掲示板で「簡単に稼げる」「即日現金支給」などと謳い、応募者を犯罪に巻き込む手口が一般的です。特に、匿名性の高いメッセージアプリ(例:テレグラム、シグナル)を使用するよう指示される場合は注意が必要です。


主婦が狙われる理由

子育て中の主婦は、以下のような理由から闇バイトのターゲットになりやすいとされています。

  • スキマ時間の活用:子どもが保育園に通っている間など、限られた時間で収入を得たいと考える方が多い。
  • 在宅ワーク志向:外出が難しいため、在宅でできる仕事を探している。
  • 経済的な不安:家計の補助や将来のために収入を増やしたいという思いが強い。

これらの状況を犯罪グループは巧みに利用し、「簡単に稼げる仕事がある」と誘い込むのです。


闇バイトの手口とリスク

主な手口

  • 受け子・出し子:詐欺で得た金銭や物品を受け取る役割。
  • 買い子:不正に入手した決済情報を使って商品を購入し、転売する役割。
  • 口座売買:自分名義の銀行口座を売却し、詐欺に利用される。

リスク

  • 刑事罰:詐欺罪で10年以下の懲役、強盗罪で5年以上の懲役など、重い刑罰が科される可能性があります。
  • 前科:一度でも犯罪に関与すると前科が付き、就職や社会復帰が困難になることがあります。
  • 脅迫:個人情報を握られ、「家族に危害を加える」などと脅され、抜け出せなくなるケースもあります。
  • 社会的信用の喪失:逮捕や報道により、家族や周囲との関係が壊れることがあります。

ママ友を誘って「闇バイト」

2024年、栃木県佐野市の33歳の女性が、ママ友を闇バイトに誘い、他人名義の決済バーコードを使って約140万円相当のスマートフォンやタブレットを詐取したとして、名古屋地裁で懲役2年の実刑判決を受けました。彼女は「楽に稼げるので、夢が膨らんでしまった」と述べていますが、結果として犯罪に加担し、厳しい刑罰を受けることとなりました。


闇バイトの見分け方

以下の特徴がある求人には注意が必要です。

  • 高額報酬を強調:「1日で5万円稼げる」など、現実離れした報酬を提示。
  • 業務内容が不明確:「簡単な作業」「誰でもできる」など、具体的な仕事内容が記載されていない。
  • 連絡手段が限定的:特定のアプリ(テレグラム、シグナルなど)での連絡を求められる。
  • 個人情報の過剰な要求:身分証明書や家族構成、自宅の写真など、必要以上の情報を求められる。

警視庁の闇バイト対策:仮装身分捜査と啓発活動の強化

警視庁は、SNSやインターネットを通じて若者や主婦を犯罪に巻き込む「闇バイト」への対策を強化しています。特に、2025年1月に警察庁が策定した「仮装身分捜査」の実施要領に基づき、捜査員が架空の身分証を用いて犯罪グループに接触し、摘発を図る新たな捜査手法を導入しました。

また、警視庁は「#BAN闇バイト」キャンペーンを展開し、若者や主婦層への啓発活動を強化しています。公式ウェブサイトやSNSを通じて、闇バイトの危険性や違法性を周知し、相談窓口の案内を行っています。特に、闇バイトに申し込んでしまった場合や抜け出せない場合には、警視庁総合相談センターやヤング・テレホン・コーナーへの相談を呼びかけています。


被害に遭わないために

  • 求人情報を慎重に確認:高額報酬や曖昧な業務内容の求人には注意し、信頼できる求人サイトを利用しましょう。
  • 周囲に相談する:怪しいと感じたら、家族や友人、警察に相談することが大切です。
  • 個人情報を安易に提供しない:身分証明書や家族の情報などを簡単に渡さないようにしましょう。
  • 警察の相談窓口を利用する:「#9110」や最寄りの警察署に相談することで、適切な対応を受けることができます。

まとめ

「スキマ時間に稼げる」「簡単な作業で高収入」といった甘い誘い文句に惑わされず、冷静に判断することが重要です。特に、子育て中の主婦の方々は、時間や経済的な制約から闇バイトのターゲットになりやすい傾向があります。自分自身と家族を守るためにも、怪しい求人には近づかず、信頼できる情報源から仕事を探すよう心がけましょう。

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この記事を書いた人
Rouma

日々のニュースやSNSの話題できになることを中心に、感じたことや、役立った情報をお届けしています。

新聞配達、データ入力、動物病院の助手、ペット用品の販売、製薬会社や銀行での派遣事務など、さまざまなお仕事を経験。現在は在宅で事務代行をしながらライターとして活動しています。

小学生の子供と柴犬に癒される日々です。

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